D-ADD について
合意記述データベースとは?
説明責任遂行のために必要な操作・情報を提供する。
- 証憑と実績の整合性維持
- D-Caseとシステム監視結果の整合性からの逸脱を検知し回復を支援する。
- D-Case履歴の管理
- 開発から運用までの全ライフサイクルでのステークホルダー合意を維持・管理する。
- 再発防止支援
- 過去の障害情報や類似障害の情報から再発防止を支援する。
合意形成支援
- 合意を形成するとは?
- 「抽出された要件を基に、システムのディペンダビリティに関する要件とその実現方法について、ステークホルダが議論し、合意した内容を D-Caseとして記述する。」(p.24)
引用元:『DEOS 変化しつづけるシステムのためのディペンダビリティ工学』(近代科学社、所 眞理雄 編)
- 「抽出された要件を基に、システムのディペンダビリティに関する要件とその実現方法について、ステークホルダが議論し、合意した内容を D-Caseとして記述する。」(p.24)
- 具体的事例による合意形成手法D-ADDによる合意形成支援
- D-Caseの履歴を管理する。
- D-Caseの整合性を維持する。
- D-Case修正時の影響範囲を明確にする。
- ステークホルダの責任範囲を明確にする。
- 多人数でのD-Case開発手法を支援する。
説明責任遂行支援
- 説明責任を果たすとは?
- 「「システムの開発と運用が適切に行われていること、あるいは、ある(またはいくつかの)原因によりシステムの開発と運用が適切に行われなかったことを説明すること。」(p.24)
- 「社会的に合意できるだけの十分な説明が必要である。」(p.35)
- 「「システムの開発と運用が適切に行われていること、あるいは、ある(またはいくつかの)原因によりシステムの開発と運用が適切に行われなかったことを説明すること。」(p.24)
- D-ADDによる説明責任支援
- 障害情報を過去の案件含めて管理する。
- 障害原因を探索できる。
- 対応策を議論し、合意の形成を支援する。
(障害対応サイクル→変化対応サイクル) - 対応策(+新機能)の開発・導入(改修作業)を支援する。
→上記過程の生成物を記録し必要に応じて提示する。
合意されたD-Case変更の履歴
- D-Case記述に関する変更管理
- 記述を追加し、修正し、削除する。
- 追加部分と既存部分の整合性を検証する。
- D-Caseの付帯情報の変更履歴を管理する。
- 過去のD-Case提示
- 合意状態を提示する。
- 議論を提示する。
- 関連性を提示する。
D-ADDの仕組み